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2021.08.05

Gold Rush 🤠

こんにちは!院長の渡邊です!

ついに開幕した東京2020オリンピック。
連日の大熱戦、過去最高数の金メダル獲得、若い選手の台頭、新たな種目でも堂々の好成績を残す日本人選手の大活躍!
素晴らしすぎます!感動です!お陰様でけっこう寝不足です♪

本日は血尿について話します。
血尿は尿色の変化を確認できる肉眼的血尿と、尿検査で指摘される顕微鏡的血尿に分類されます。
赤色や茶褐色の排尿を認めた際にはすぐに受診する症例が多いように感じますが、顕微鏡的血尿については数か月~数年に渡り経過をみてしまう症例が少なくありません。
血尿は腎尿路に異常が生じていることを示すサインですので、速やかに泌尿器科専門医のを診察を受けることが推奨されます。

健診や人間ドックでの尿検査は、尿糖・尿蛋白・尿潜血といった項目のみであることがほとんどです。
まずは精密な尿検査で状況を確認するべきでしょう。
その際に尿蛋白も陽性である様なら腎臓で血液から尿をろ過する糸球体という構造に炎症などを来している可能性があり、場合によっては腎臓に針を刺して組織を取って腎炎の鑑別を行うこともあります。こちらは主には腎臓内科が担当します。

腎臓より下流の腎盂~尿管~膀胱~尿道については泌尿器科の専門領域です。
血尿の鑑別項目としてまずは、尿路感染症・尿路結石症・尿路悪性腫瘍を考えます。

膀胱炎・尿道炎・腎盂腎炎・前立腺炎などの尿路感染症は、尿検査上で白血球や細菌量が増えていることを確認して診断に至ります。
尿培養検査(感染症の原因となる細菌を同定する検査)を行いつつ、適切な抗生物質を適切な日数で内服します。高熱を認めたり、疼痛症状が強い場合には点滴治療も行うこともあります。尿路感染症は治癒しても反復する例が少なくなく、残尿量が多くないか、生活スタイルに原因がないかも確認するといいでしょう。

尿路に結石がある場合、結石が尿管内や膀胱内や尿道の粘膜をを傷つけて出血を来します。尿管結石は腰や背中の痛みや吐き気などの症状を来すことが多いですが、腎臓結石やサイズが大きい結石は動きがほとんど無いため無症状のことも多いです。
まずは腹部超音波で腎臓と膀胱を確認し、さらなる詳細についてはレントゲン・CTで診断をつけます。
治療等については当院ホームページの尿路結石をご参照ください。

血尿が発見される頻度は年齢とともに増えます。その理由は、腎癌・腎盂癌・尿管癌・膀胱癌・前立腺癌などの尿路悪性腫瘍が増加するからです。
これらは血液検査や尿細胞診(尿中の細胞に悪性所見がないかを調べる検査)を確認しつつ、造影CTや造影MRI、膀胱鏡・尿管鏡で精査します。

尿路感染症・尿路結石症・尿路悪性腫瘍の3つを除外できた場合は、良性血尿であると考えます。
腎血管の奇形、特発性の出血、左腎静脈の狭窄(ナットクラッカー減少)なども一因となり、定期的な経過観察を行っていきます。

当院は軟性膀胱鏡を常備しており、傷みを感じることなく当日でも検査可能ですので、血尿に対する精査を十分に行うことができます。
お悩みの際にはどうぞお気軽にお立ち寄りください。

本日に侍JAPANが韓国を5-2で下し、決勝進出を決めました⚾
今週末は女子ゴルフの決勝も予定されており、忙しくなりそうです。

台風が日本列島に近付いているようですので、十分にお気をつけください!

2021.07.21

いよいよ開幕🎊

こんにちは!院長の渡邊です!
連日に様々な報道が飛び交う東京オリンピックですが、本日に開幕致しました!
各国の選手の皆さんの全力プレーを期待したいと思いつつ、感染には十分に注意して頂きたいなと複雑な心境ではあります。
しかし、スポーツはなんでも好きな私はしばらくテレビに噛り付くことでしょう😎

本日は趣向を変えて、私が泌尿器科医を目指した経緯をお話いたします。

医師を目指す前には、プロ野球選手・宇宙飛行士・競馬の騎手などの職種に憧れていました♪
とにかく幼少期からスポーツが大好きだった私は、医学部入学後は整形外科を極めてスポーツドクターになりたいと切望してました。
有望な選手達が故障のため引退してしまう、怪我が無ければ満足なパフォーマンスができるのにもったいない、何とか力になれないかなと考えたことから意識し始めたと記憶しております。

その後は出来が悪いなりに様々な科目を学び、各診療科の特性を理解しました。
大雑把に分類すると診断がメインの内科、治療がメインなのが外科で、それらとは一線を画すのがマイナー外科と称される、眼科・皮膚科・耳鼻咽喉科・整形外科・形成外科、そして泌尿器科でした。
その特徴は診断~治療~その後の経過も含めて一連の流れで担うことで、欲張りな私にはとても魅力的でした。
特に泌尿器科は腎臓・副腎・尿管・膀胱・前立腺・精巣・陰茎など扱う臓器が多く、悪性腫瘍・感染症・尿管結石など病態も様々あり、飽きっぽい性格の私にはうってつけであると感じたため整形外科から路線変更しました。

泌尿器科医として歩み始めた際には扱う項目の多さに混乱しましたが、経験を重ねていく中でその魅力にさらにハマった気がします。
大学病院、市中病院を経て現在のクリニックを開院させて頂き、今まで漠然と感じてはいたことですが、やはり外来診療が自身に合っているように思います。
診療科の特徴上、患者様のプライベートに深く関わりますので、プライバシーに配慮しつつ的確な情報を入手し、適切な治療で改善に導く責務がございます。
人とコミュニケーションを取るのが好きで、これまで様々な分野でご活躍の方々と関わらせて頂いた経験が活きているようです。
自身が特に興味を強く持っている分野が排尿機能と尿路感染症と性感染症ですので、今後も失礼が無いように問診・診断・治療に努めさせて頂ければと考えております。

今回は雑談のみで大変に恐縮でございますので、次回はお役に立てる情報を書けるように善処します。

まだまだ暑い日々が続きます。
熱中症や尿路感染症や尿路結石にならないよう、水分を十分に摂るようにしてくださいね🌞

2021.07.15

SHOWTIME・翔タイム ⚾

こんにちは!院長の渡邊です!

先日、メジャーリーグオールスター戦の前日のホームラン競争に大谷翔平選手が出場しました。
コロラド・ロッキーズの本拠地である「クアーズ・フィールド」はおよそ1600mの高地にあるため気圧が低く空気抵抗が抑えられ、打球の飛距離が伸びる特徴があります。
それにしても… メジャーリーガーの打球は半端じゃないですね♪いとも簡単に柵越えを連発してました。
大谷選手は惜しくも1回戦で敗れましたが、見どころ十分の素晴らしいパフォーマンスでした。
次はどんな偉業を達成するのか、毎日ワクワクが止まりませんね🤡

前回の続きで性感染症についてお話し致します。

性感染症はその原因となる細菌やウイルスによって、様々な症状が生じます。
代表的なのは、梅毒・淋菌・クラミジア・尖圭コンジローマ・ヘルペス・膣トリコモナス・カンジダなどがあります。
尿道や膣の痛みや掻痒感、帯下量の増量や悪臭、皮疹、喉の痛みや違和感、などです。
これらの症状や潜伏期間を踏まえつつ、尿検査・血液検査・組織ぬぐい液で診断をつけます。

診断がついた際には確立した適切な治療を行い、大多数は軽快します。
しかし、マイコプラズマ・ウレアプラズマは難治性であり、数種類の抗生物質を使用することも多々ございます。
なかなか治らない膀胱炎や慢性前立腺炎を反復されている方は、一度マイコプラズマをチェックしてみるといいかもしれません。
残念ながら保険適応が無いため自費での検査にはなりますが、自身やパートナーの健康を考えると検査する価値は十分にあると考えます。
当院では尿やぬぐい液から検査可能です。

気になる方は当院までお問い合わせください。
また、各疾患についてはホームページ上でも解説しておりますので、ご興味がありましたらご覧ください。

明日は日本のプロ野球オールスター戦もあるので、ワクワクし過ぎで落ち着かない院長でした。

2021.07.08

東京2020 🚩

こんにちは!院長の渡邊です!

連日の雨模様ですがいかがお過ごしでしょうか。

今月に開催を控える東京オリンピックの出場内定選手がほぼ決まりつつあります。この難しい状況でコンディションを整え、素晴らしい成績を修められている選手たちには脱帽の思いであります。開会に際して様々な意見が飛び交っておりますが、開催して良かったと思えるように皆で協力できたらいいなと個人的には感じております。

 

本日は性感染症についてお話いたします。

性感染症(Sexually Transmitted Diseases :STD)は性行為による感染症の総称です。

性行為は膣性交のみを意味するのではなく、口腔性交や肛門性交なども含みます。

近年では咽頭粘膜に潜伏する淋菌やクラミジアが問題となっております。

一般的には複数名のパートナーがいたり性行為の頻度が増えることで感染する確率は上昇しますが、特定のパートナーのみであっても決して感染リスクがないとは言えません。

なぜなら、自身とパートナー、それぞれの過去に性行為の経験があればリスク因子となるからです。

このように性感染症はとても身近なところに潜んでますが、性行為は私たちが生きていくためのとても大切な行為ですので、正しい知識を持っておく必要があります。

 

感染経路は性行為による接触感染であり、空気感染や飛沫感染などは起こりません。

入浴・握手・コップの回し飲み等でも感染しません。

接触しないために性行為の際にコンドームを用いることが最も簡便で適切な予防になりますが、注意しなくてはならないのが口腔性交の際にも装着するべきであることです。

現在の性行為の文化では口腔性交時にコンドームを使用する頻度はとても少ないと推察しますが、それが元となって不妊症になったり、出産時にこどもに感染のリスクがあるため注意が必要です。

また、難治性の尿路感染症の原因として、クラミジアや淋菌は耳にしたことがあるかもしれませんがマイコプラズマ・ウレアプラズマという小さな細菌が原因菌となることは広く認知されていないと感じています。マイコプラズマ肺炎は広く知られていますが、名称こそ似ていても性感染症のマイコプラズマの原因菌とマイコプラズマ肺炎の原因菌は異なるものです。そしてまた性感染症のマイコプラズマ・ウレアプラズマは保険適用での治療が認可されていないため世間での認知が進まず、適切な検査と治療が行われないことにより難治性膀胱炎の原因として見過ごされていることも考えられます。

難治性ではありますが根気強い治療で完治は可能です。

次回にそれぞれの性感染症につき詳しく書かせて頂きます。

2021.06.24

尿路結石🌚 ~どうせならダイヤモンドができればいいのに~

こんにちは!院長の渡邊です!

本日は太陽が出ているのに雨がぱらついたりと安定しない気候ですね。

じめっとして汗ばむ梅雨の季節は尿路感染症や尿路結石が発症しやすくなります!

前回に尿路感染症について話しましたので、本日は尿路結石症についてお話いたします。

 

 

尿路とは、腎臓~尿管~膀胱~尿道を意味し、ここにできる結石の総称が尿路結石です。

壮年期の男性や閉経後の女性に好発する特徴もあります。夜間から明け方に生じることが多く救急外来を受診することも少なくないです。

俗に「結石発作」と呼ばれるのは尿管結石と尿道結石のことで、結石が位置する部位によって症状は異なります。

腎結石は無症状のことがほとんどですが、結石が尿流によって尿管に下降し、結石による尿流閉塞を来すことで尿管内圧が急に上昇すし、腰背部から側腹部にかけて激痛が生じます。その中には急性腎盂腎炎も併発して、38℃以上の高熱や倦怠感や吐き気を伴うものもあります。

膀胱側に近い尿管結石は下腹部痛への放散痛と同時に頻尿・残尿感などの膀胱刺激症状を伴うこともあります。

膀胱結石や尿道結石では頻尿や肉眼的血尿が生じ、排尿困難の症状も認めることがあります。

結石の直径が5mm未満のものは自然排石が大いに期待でき、排出する際に少々の痛みや違和感を伴いますが、全く無症状で排石されるものもあります。

この様に尿路結石はその位置や大きさや形状によって症状が異なります。診察時に問診でこれらを鑑別し、尿検査上での出血の有無や、腹部超音波で水腎症(尿が下流に流れず腎盂内に停留する病態)や結石を探り、腹部レントゲンや腹部CTを用いて確定診断に至ります。

 

尿管結石の半数以上は自然排石を目指せます。水分を十分に摂り、運動量を増やし、排石を促進する薬剤も使用して数週間から数か月の間を経過観察します。

しかし、10mm以上の結石や、腎杯内の結石、尿管狭窄症を伴う結石、複数個の結石が連なる場合は自然排石する可能性が低く、手術や体外衝撃波を用いて治療します。

 

結石の主な成分は、シュウ酸カルシウム・尿酸・リン酸マグネシウムアンモニウム・シスチンなどがあります。

それぞれに食生活や服薬による影響や、遺伝性、感染に伴う特徴があります。

従って結石の成分を分析することで今後の予防に繋がる可能性はありますので、自然排石した際にはできるだけ保存するように努めましょう。

 

当院ホームページの「尿路結石」もよければご参照ください。

 

東京2020オリンピックの開会まで1か月を切りました。

いまだに観客数など定まらない点は多々ありますが、みんなで結束して大成功できるよう祈るばかりです。

大会期間中に外国の患者様も来られる可能性がありますので、こっそり英単語帳をめくって備えようと思います。

 

2021.06.17

太陽は罪なヤツ🌞

 

こんにちは!院長の渡邊です!

プロ野球  セ・パ交流戦も全日程を終え、オリックス・バファローズが11年ぶりの優勝!

我らが阪神タイガースも後半に巻き返して2位と大阪の勢いを感じる結果でした。

 

さて、梅雨入りはしたものの陽射しが強い日が続いております。

この季節は尿路感染症・尿路結石症の患者様が増加する傾向にあります。

本日は尿路感染症について、特に膀胱炎についてお話します。

 

膀胱炎はの膀胱粘膜に炎症を起こしているい状態で、細菌感染による急性膀胱炎が大部分を占めます。

女性は男性に比べて尿道が短く、尿道と肛門が近い構造のため、膀胱炎に罹患しやすい傾向にあります。

20-30歳の若年女性に好発しますが、全年齢に発症し得る病態です。

膀胱は袋状の構造なので熱がこもりにくい、即ち発熱しませんが、腎盂腎炎も発症した場合は高熱や腰痛などの症状を来します。

頻尿・排尿時痛・肉眼的血尿・残尿感などの普段と違う感覚を覚えた際には我慢せず早めの受診を推奨いたします。

 

診察時に排尿に関する症状を確認し、尿検査で白血球の上昇や細菌尿を認めれば膀胱炎の診断に至ります。

その際に尿培養という細菌の培養検査を提出し、原因菌を割り出します。大腸菌や腸球菌などの腸内細菌がほとんどですが、その他には性感染症に伴うものや、カビなどの真菌感染、さらに膣炎などから波及するものもあります。

その中でも繰り返す尿路感染症の原因として考えるべきものが、マイコプラズマ・ウレアプラズマです。

これらは肺炎なども起こす小さな細菌ですが、尿道感染して長らく潜伏することも多々あります。

自然治癒することが無く、一般的な抗生物質が効かないため、気づかない例が散見されます。

当院でも検査をしておりますが、4-5割程度の陽性者がいる状況です。自費検査ではありますが、必要時には推奨すべき項目と考えております。

 

膀胱炎の治療はとりあえずの抗生剤内服ではなく、原因究明した上での投薬が肝要です!

適切な抗生物質を適切な日数で内服し、軽快後は飲水励行など予防に努めます。

 

その他の特殊な膀胱炎(間質性膀胱炎・放射性膀胱炎 など)もありますので、お困りの際にはお立ち寄りください。

2021.06.08

前立腺肥大症 ~その⓶~

こんにちは! 院長の渡邊です!

更新が滞りがちで申し訳ありません!

 

先週は全米女子オープンゴルフ選手権が開催され、笹生優花選手が畑岡奈紗選手とのプレーオフを制し見事に最年少優勝を果たしました⛳

松山英樹選手・渋野日向子選手など、日本人プレイヤーが海外で好成績を残しており本当に嬉しく思います。

今回は前立腺肥大症の検査から治療までお話いたします。

頻尿や排尿困難や残尿感などの症状の原因を割り出すためにまずは問診を行いますが、ここが最も大事であると考えます。

1日の排尿回数、夜間の排尿回数、尿量、飲水量などを排尿日誌を用いて具体的な数値としておこし、尿の勢いや排尿時間、前立腺容積などを腹部超音波や尿流測定器で確認します。

そこで前立腺肥大症の診断に至った際には、まずは薬物治療から開始するのが主流です。

 

・α1受容体遮断薬 (ナフトピジル・ハルナール・シロドシン・ウラピジル)

・PDE5阻害薬 (タダラフィル)

・5α還元酵素阻害薬 (デュタステリド)

・β3刺激薬 (ミラベグロン・ビベグロン)

・抗コリン薬 (ソリフェナシン・フェソテロジン・イミダフェナシン・プロピベリン など)

生活スタイルや副作用症状に注意しつつ、これらの薬剤を症状に合わせて組み合わせたりして服用します。

薬剤が合うかどうかは個人差がありますので、諸々試してみるといいかもしれないです。

 

薬剤で下部尿路症状が制御できない場合は手術療法も検討します。

・経尿道的前立腺切除術 (TUR-P)

・経尿道的前立腺核出術 (TUEB/HoLEP)

・前立腺蒸散術 (PVP/CVP)

前立腺手術後には一定期間の尿失禁を伴います。

その間はパッドを使用し、失禁した際にはこまめに交換して尿路感染症を予防します。

当院では手術以外の検査・治療を十分に行えますので、お困りの際にはご利用ください。

先日に第88回 東京優駿(日本ダービー)が開催されました。

結果はご存じの通り、4番人気の超良血馬シャフリヤール号が見事に優勝しました🏆

ぞろ目の回には1番人気が勝てないジンクスが続くんだなとしみじみ思いつつ、優勝馬の今後のさらなる活躍を願うばかりです!

2021.05.25

尿路の関所 ~前立腺肥大症~ 🌰

こんにちは!院長の渡邊です!

今週は全米プロゴルフ選手権が開催され、マスターズ王者の松山選手は2日目まで好調でしたが惜しくも23位タイでホールアウトしました。
優勝したのはフィル・ミケルソン選手、なんと50歳の大ベテランです!
私もミケルソン選手の様に1日でも長く第一線で奮闘できるように精進いたします。

本日は男性特有の病態である、前立腺肥大症についてお話しいたします。

まず、前立腺は男性にしかない生殖器の一つであり、精液の成分でもある前立腺液を分泌して精子を保護する役割を担います。
直腸と恥骨の間に位置し、膀胱の出口で尿道を取り囲んでいます。
即ち、前立腺が肥大すると尿道を圧迫して尿の流れが細くなり、頻尿や尿意切迫感や尿失禁などの下部尿路症状が出現します。
この前立腺の正常な大きさはクルミ大で、体積で表すと約20ml以下といわれます。
前立腺は尿道の周囲にある内腺と、その周りにある外腺に別れ、前立腺肥大は内腺に生じ、前立腺癌は外腺に生じやすい特徴があります。

前立腺が肥大する原因はまだはっきりと解明されていませんが、男性ホルモンの働きが関与していることは間違いなく、50歳頃から頻度が増加します。

診断に至るまでの検査は、⓵問診や排尿日誌による尿回数や1回尿量の評価、⓶尿検査、⓷尿流測定による尿勢の評価、⓸腹部超音波などの画像検査による前立腺容積や残尿量の評価、⓹腎機能評価、⓺PSA(前立腺特異抗原)測定、などがあります。
この中でも特に大事なのが最初の問診です。
1日の尿回数や尿量を正確に覚えてる方はほとんどいませんので、まずは他覚的に評価して治療が必要なのかどうかを見極めていきましょう。

次回は治療についてお話しします。

今週末は競馬の祭典・日本ダービーが開催されます!
最も強い馬の誕生を刮目しましょう‼

2021.05.13

頻尿に対する治療 ボトックス編💉

こんにちは!院長の渡邊です!

目黒区でも新型コロナワクチンに対する予防接種が始まり、各会場とも大勢の方が接種に来られているようです。
一時的ではありますが密になりやすい環境ですので、マスク・ゴーグル・手袋など、万全の防備体制で会場にお越しください。
私も八雲体育館に週に1-2回は出務しますので、お近くの方には問診や接種などさせて頂くかもしれませんね。

前回に「過活動膀胱」のお話をさせて頂きました。
今回は、行動療法や内服治療が奏功しない場合に選択するボツリヌス療法(ボトックス)についてです。
美容の部門でご存じの方も少なくはないと思います。

ボツリヌス療法とは、膀胱の筋肉を緩める薬を膀胱内に直接注射する治療法です。
薬の内容は、ボツリヌス菌がつくる天然のタンパク質であるボツリヌストキシンであり、ボツリヌス菌を注入するわけではありません。
国内で保険適用されてから約1年ほどですが、世界では90か国以上で認可されている安全な治療方法です。

施術はまずは局所麻酔から開始します。次に膀胱鏡を用いて、膀胱の筋肉20ヶ所に薬液を注入します。
注入の操作は約5分程です。
施術後には30分の安静期間を設け、自尿を確認出来たら終了です。
効果は4~8ヶ月持続し、発現するまでは個人差がありますが、早ければ当日に実感できる例もございます。

ボツリヌス療法は、突然に起こる尿意が減る、尿漏れが改善する、日中の排尿回数が減る、夜間の排尿回数が減り快眠ができる、これらの効果を狙える治療です。

施術については注意点もいくつかございますので、気になる方がいらっしゃいましたら当院までお問い合わせください。

2021.04.29

頻尿のお悩み ~過活動膀胱~

こんにちは!院長の渡邊です!
連休の初日はあいにくの雨模様ですが、いかがお過ごしでしょうか。
COVID-19はまだまだ猛威を振るっておりますので、くれぐれも感染しないよう注意してお過ごしください。

本日は、「過活動膀胱」についてお話します。
突然強い尿意が起こる、頻回にトイレに行きたくなる、強い尿意でトイレまで間に合わずに漏れてしまう、などの症状を起こします。
加齢によって発症率が上昇し、日本では40歳以上の8人に1人が過活動膀胱だとされています。

膀胱内に十分量の尿がたまると脳が尿意を伝えて尿道括約筋がゆるませ、膀胱が収縮して尿が排出されますが、過活動膀胱ではこうした排尿メカニズムに問題が起きており、その原因は神経系の異常による神経因性とそれ以外の非神経因性に分けることができます。
神経性過活動膀胱は脳や自律神経などに原因があり、代表的な疾患として脳出血や脳梗塞などの脳血管障害、脊椎疾患、パーキンソン病などがあります。
非神経性過活動膀胱は、女性では骨盤底筋のゆるみなどによって起こる子宮脱や直腸脱、男性の場合は前立腺肥大症によって起こる場合が多くなっています。
また、加齢に伴う筋力低下や、膀胱の神経過敏などによって起こっているケースもあります。さらに、いくつかの要因が組み合わさっていることも少なくはありません。

診断方法は、問診・排尿日誌(おしっこの日記)・超音波などで行います。

治療の選択肢として、行動療法・薬物療法・手術療法があります。行動療法には尿を我慢して溜める練習をする膀胱訓練や、骨盤底筋体操などがありますが、正直なところ効果や即効性は乏しいように感じます。治療の主になるのは薬物療法で、抗コリン薬・β3受容体作動薬を選択することが多いです。どちらも副作用として口喝や便秘を来すことが少なくは無く、錠剤から貼付剤に変更することもあります。
3ヶ月以上治療を続けても症状の改善が見られなかったり、諸事情によりお薬の服用が困難な場合は、難治性過活動膀胱と定義して手術療法を検討します。

当院ではボツリヌス毒素膀胱注入療法(ボトックス療法)を行っております。
その詳細はまた次週にじっくり詳しくお話しさせてください!

2021.04.22

「生きる」とは何か💭

こんにちは!院長の渡邊です!
すっかり春を感じる心地の良い気候になりましたね🌞

先週はクリニックを臨時休業させて頂きました。
予約をずらして頂くなど、多くの方にご迷惑をお掛けしまして誠に申し訳ございませんでした。

4月13日に私の祖母が逝去いたしました。
晩年は高度の難聴ではありましたが、認知症にもなることなく、96年間の人生を全う致しました。
愛する存在がいなくなることは非常に残念ですが、精一杯生き抜いた祖母を笑顔で見送ろうと内心は決めてておりました。
しかし、実際にお別れの場に立つと、涙腺を閉めるのがこんなに困難とは思いませんでしたね…

数年前に、人生とはどんなものか、と祖母に尋ねたことがあります。
返答は、「ただただ、長い。」でした。
私はまだその半分も歩んでいませんから、生きるとは何か、今後に自分に何ができるのか、をじっくり考えてみたいと思います。
末孫である私の誕生の際には単身で渡米してくれたり、いつでも私の味方でいてくれて、優しく微笑みかけてくれた祖母に改めて感謝するとともに、次の世代を引っ張る立場になったことを実感して益々がんばろうと決意する今日この頃です。

話はがらりと変わりますが、当院は泌尿器科を主に標榜するクリニックではありますが、最近は様々な内容の相談を受けております。
実際のところ、どこの診療科で相談したらいいか分からない症状は多々あります。
そんな時には保健室に立ち寄る感覚で当院にお越しください。お悩み解決のために尽力させて頂ければ幸いです♪

2021.04.15

自宅でもすぐにできる頻尿のチェック💡

こんにちは!院長の渡邊です!
本日もお読みいただき誠にありがとうございます。

今週はプロゴルファーの松山英樹選手が日本人初のマスターズ制覇を達成しました🏆
18番ホールを終えて、達成感に満ちた面持ちで夕陽を背景に颯爽と歩く松山選手、神々しかったです。
また、早藤キャディーがコースに向かって一礼する姿も感動的でした。日本人特有の美しさが滲み出てましたね。

今回こそ頻尿について書きます。
頻尿とは一般的には1日の排尿回数が8回以上と定義されますが、年齢や体格の違いがありますので一概にはできません。
頻尿の原因は、前立腺肥大症・過活動膀胱・多尿・夜間多尿・尿路感染症・尿路悪性腫瘍・心因性・睡眠障害、などに大別できます。

まず簡単に自身でできるのが、果たして本当に頻尿なのか確認することです。

家族や友人と比べると近いような感じがする、運転中やバス旅行などで不安になる、夜間に何回も目覚めて困る、水の気配を感じると尿意を催してしまう、このような訴えで来院される患者さんが非常に多いです。
排尿の時間帯や排尿間隔、寝床に入ってから起床するまでの排尿回数、1日の水分量を書き起こしてみると詳細がみえてきます。
当院では排尿日誌という製本されたものをお渡ししてますが、自宅ではチラシの裏などでも構いません。
その時にポイントとなるのが1回の尿量です。カップで尿量を測っていただくと確実ですが、普段の排尿時間や排尿量を意識するのも有用です。

また、水分の取り方や種類についても意識してみてください。
しっかり水分を摂ると健康でいられるという神話が日本人には深く根付いている気がしますが、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓形成を予防するためにこの様に指導を受けている方も少なからずいらっしゃいます。
水分を摂れば尿量が増えるのは必然であり、尿は飲水から約2時間で生成されると言います。
また、アルコールやカフェインは利尿作用が強く、少量でも尿意を催すのも事実でしょう。
コロナ禍で在宅時間が長くなり、何となく水分をとってしまうケースも散見致します。

これらに注意しつつ、それぞれのライフスタイルの中で排尿の頻度がどれほど支障を来しているのかがポイントです!
ドラッグストアなどで漢方薬など気軽に手に入りますが、まずは生活の中でできることを実践すべきであると私は考えます。

もしも些細なことでも気になることがありましたら、当院でご相談頂けますと幸いです♪

2021.04.08

尿に関するお話し🌼

皆様こんにちは! 院長の渡邊です。

昨日は私の37歳の誕生日でして、たくさんの方々からお祝いのお言葉やプレゼントを頂き、さらにLINEやFacebookを通じて普段会えない方々からもギフトを頂きました!
多くの仲間たちの支援があってこそ今日がある事に感謝し、1日1日を精一杯がんばり、困ってる人のお役に立ちたいと改めて決意いたしました😢
昨日は熱烈に応援している阪神タイガースが快勝したことも爽快でした⚾ 
今年こそ優勝できそうな気がしていますが…

さて、本日は尿のお話です。

「尿」は体内の老廃物を出す際にでる液体であり、1日に約1~1.5Lほど生成されます。
尿の元になる原尿は腎臓の中にあるネフロンという構造物で作られ、ネフロンは1つの腎臓の中に約100万個あります。
このネフロンに流れ込む血液をろ過して原尿を生成しており、その量は1日で約150Lにもなります。
ろ過された原尿は尿細管を通過する際に水分・塩分・たんぱく質などを99%再吸収し、残りの1%が尿として排出されます。

この尿中の成分や尿量、色や匂いなどから、からだに起きている異変を察知することができますので、排泄物ではありますが非常に重要な情報が隠れています。

当院では尿検査を約1分でお調べできますので、いつでも気軽にお立ち寄りください。

今回は尿の生成についてお話ししました。
次回こそ、頻尿について書きます✍

2021.04.01

本日からブログ始めます⛳

 

こんにちは!

2020年11月に自由が丘わたなべ泌尿器科クリニックを開院しました院長の渡邊晃秀と申します。

開業して6か月目を迎え、新しい年度にもなりましたので、ブログを通して皆様に当院のことや医療の豆知識を発信していきたいと思います!

 

初回ですので、まずは私自身のことを少しお話いたします。

アメリカ合衆国カリフォルニア州トーレンスシティで誕生し、ミシガン州デトロイトを経て、6歳時に帰国して愛知県に移住しました。

両親はともに福島県出身で、父の職業は自動車関係で当時は海外赴任中でした。

兄弟は3歳年上の兄がひとりいて、現在はアゼルバイジャンで生活しております。

私の家族は妻・長男(3歳)・長女(1歳)がおり、騒がしくも充実した毎日を過ごしております。

 

今後に趣味のことなども書かせて頂きます。

 

私の診察スタイルに特記することはありません!

とにかくしっかり会話をさせて頂き、お困りのポイントを整理して、原因究明・症状改善に努めております。できれば内服薬に頼らず、生活改善などのアドバイスで改善を促していきたいと考えております。

今回は医療知識はゼロでしたが、私および当院のモットーをご理解いただけましたら幸いです。

次回は頻尿について書かせて頂きます。

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