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2021.06.17

太陽は罪なヤツ🌞

 

こんにちは!院長の渡邊です!

プロ野球  セ・パ交流戦も全日程を終え、オリックス・バファローズが11年ぶりの優勝!

我らが阪神タイガースも後半に巻き返して2位と大阪の勢いを感じる結果でした。

 

さて、梅雨入りはしたものの陽射しが強い日が続いております。

この季節は尿路感染症・尿路結石症の患者様が増加する傾向にあります。

本日は尿路感染症について、特に膀胱炎についてお話します。

 

膀胱炎はの膀胱粘膜に炎症を起こしているい状態で、細菌感染による急性膀胱炎が大部分を占めます。

女性は男性に比べて尿道が短く、尿道と肛門が近い構造のため、膀胱炎に罹患しやすい傾向にあります。

20-30歳の若年女性に好発しますが、全年齢に発症し得る病態です。

膀胱は袋状の構造なので熱がこもりにくい、即ち発熱しませんが、腎盂腎炎も発症した場合は高熱や腰痛などの症状を来します。

頻尿・排尿時痛・肉眼的血尿・残尿感などの普段と違う感覚を覚えた際には我慢せず早めの受診を推奨いたします。

 

診察時に排尿に関する症状を確認し、尿検査で白血球の上昇や細菌尿を認めれば膀胱炎の診断に至ります。

その際に尿培養という細菌の培養検査を提出し、原因菌を割り出します。大腸菌や腸球菌などの腸内細菌がほとんどですが、その他には性感染症に伴うものや、カビなどの真菌感染、さらに膣炎などから波及するものもあります。

その中でも繰り返す尿路感染症の原因として考えるべきものが、マイコプラズマ・ウレアプラズマです。

これらは肺炎なども起こす小さな細菌ですが、尿道感染して長らく潜伏することも多々あります。

自然治癒することが無く、一般的な抗生物質が効かないため、気づかない例が散見されます。

当院でも検査をしておりますが、4-5割程度の陽性者がいる状況です。自費検査ではありますが、必要時には推奨すべき項目と考えております。

 

膀胱炎の治療はとりあえずの抗生剤内服ではなく、原因究明した上での投薬が肝要です!

適切な抗生物質を適切な日数で内服し、軽快後は飲水励行など予防に努めます。

 

その他の特殊な膀胱炎(間質性膀胱炎・放射性膀胱炎 など)もありますので、お困りの際にはお立ち寄りください。

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