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2022.01.06

Cheers to 2022 🍷

院長の渡邊です!
新年あけましておめでとうございます。
昨年は多くの方々に来院して頂きましたこと、この場をお借りして御礼を申し上げます。
2022年1月6日現在、Covid-19の感染者が再び増加傾向ではありますが、新しい年が皆様に成功と繁栄をもたらすよう心からお祈り申し上げます。

今回は前立腺がん検診についてお話し致します。
前立腺がんは男性特有の疾患であり、前立腺の細胞が正常な細胞増殖機能を失い、無秩序に自己増殖することにより発生します。
早期の前立腺がんはほとんどが無症状であり、時に頻尿や尿意切迫感を自覚する方がわずかにいる程度です。

スクリーニング検査は血中PSA(前立腺特異抗原:prostate specific antigen)の測定をまず行います。
これは血液検査で測定することでき、スクリーニング検査の中で最も精度が高く、簡便に行うことができる検査です。
PSAは前立腺に特異的なたんぱく質の一種で、常に血液中に存在していますが、癌が発生すると大量のPSAが血液中に流出します。
このPSA値が高くなるにつれてがんの確率も高くなりますが、前立腺肥大や前立腺炎の影響も受けるため、PSA値が正常値より高値だからといって必ずしも前立腺がんであるとは限りません。
したがって、PSA値が高い場合にはさらに前立腺がんである可能性を調べるために、直腸内触診・超音波《エコー》検査・前立腺MRI検査などを行います。

前立腺にがんがあるかどうかは前立腺生検(前立腺に針を刺して組織を採取する検査)で確定します。
こちらは検査入院になることが多く、検査時には下半身麻酔もしくは全身麻酔を行います。
前立腺がんは一部を除いて進行が緩徐であることが多く、命に関わることも一般的には少ないですが、適切な時期に生検や治療介入することが望まれます。

健康診断や人間ドックでPSA値の高値を指摘された際にはまずご相談ください。
様々なリスクを考慮しつつ、それぞれのライフスタイルに合った適切な検査・治療の方法を一緒に考えていきましょう。

本日は都内も大粒の雪が舞い、5cmほど積もっております⛄
大変に滑りやすい足元に注意しつつ、風邪などひかないようどうぞご自愛くださいませ。

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