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2022.08.14

なかなか治らない膀胱炎🔥

こんにちは!院長の渡邊です!

今週はクリニックを休診にしてしまう事態となり、予約を頂いていた方々ならびに多くの関係者様にご迷惑をお掛けしましたこと、改めてお詫び申し上げます。

診療を再開した際にはより皆様のお役に立てるよう、パワーアップした「自由が丘わたなべ泌尿器科クリニック」としてお待ちしております!!

 

今回は夏季に悪化する傾向が目立つ尿路感染症、特に女性の難治性膀胱炎について話します。

膀胱炎の症状としては、頻尿・排尿痛・尿意切迫感・夜間頻尿・血尿など、多岐にわたります。

これらの症状がある際に尿混濁や尿検査異常を示し、尿培養検査で原因菌が明らかになる場合はまずその治療を行い、その原因菌によって生活習慣を見直すことが肝要でしょう。

その中でも腸内細菌の割合が多いため、排便のコントロールに留意することや、便症状が不調な際には腸内細菌が膀胱へ侵入するのを防ぐべく、適度な飲水量を保ちつつ排尿で細菌を追い出すよう努めるべきでしょう。

特定の原因菌が検出できないのに、排尿に関する違和感や尿混濁が続く場合には膣内細菌やマイコプラズマ/ウレアプラズマの感染も考えるべきでしょう(2021.06.17のブログもご参照ください)。

この様な症状の際には慢性膀胱炎の診断のもと、漢方薬や鎮痛剤を使うケースもよく見かけますが、諦めずに原因検索を続けるのが治療への近道であると考えます。

特に40代後半からホルモンバランスが変化することで膣内環境も変化しますので、細菌バランスが崩れることで不快な症状を来すことは少なくはありません。閉経後泌尿生殖器症候群(GSM)という概念も確立されており、婦人科医院と連携して治療を行うこともございますので、お困りの際にはまず当院にご相談頂ければと思います。

 

尿路感染症の基本的な予防方法としては、適度な飲水を心がけてトイレを我慢しないこと、十分な睡眠をとり体調管理に努めること、基礎疾患のコントロールも重要です。

知らぬ間に膀胱炎になり、無治療で過ごすことで腎盂腎炎になることもしばしばございますので要注意です。

尿路感染症は夏季も然ることながら、乾燥が顕著になる冬場も増える特徴がありますので、特にこの2つのシーズンは飲水を心がけるべきでしょう。

 

今週はMLBロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手が、伝説の名選手ベーブ・ルース以来104年ぶりに2桁勝利&2桁本塁打を達成しました!!

チーム状況を考えますとまさに大偉業です!素晴らしいです!!

不可能といわれることを悉く成し遂げていくチャレンジ精神、自身も見習わなくてはといつも感じさせてもらってます。

台風一過、前向きな気持ちで元気よくいきましょう!

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